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Zero to Summit(kanagawa)海から蛭ヶ岳詳細 3
蛭ヶ岳到着
16時47分
知ってる人はわかると思うけど…
結構致命的な到着時間
当初の僕の予定では
16時
姫次
17時
下山の最終段階で日が暮れて、道志みちを走って自宅方面へ
そんなつもりだったけど…
予想以上の積雪量で、体力は十分にあったけど
日が暮れちゃうと、この雪だと危ないよな
そう思ったけど
今更蛭ヶ岳の山小屋に泊まるとかないわな
そう思って
ここでは迷わず下山
薄暗いし
道がどこだかわからないし
それでも2~3の踏み跡を頼りに下っていきます。
階段はもこっと盛り上がってるからわかるけど
とても雪が深くて、その数少ない踏み跡は
階段をあえて避けて通っていました。
たまに階段に乗っかると段差は見えないので
隙間に足が落っこちて歩きづらい
それでも20分くらいかな順調に下山
あれだよな…
日没時間がせめてわかればなあ
スマホ電源切れたし、たぶん18時かなとか(実際は17時57分)
標高が1400mくらいまで下がると
幸いなことに雲の下に出たようで、ビックリするくらいあたりは明るくなってきました。
よし!
これで姫次まで大丈夫!
そう思って進むと何か道が違う気がする
拡大図
↓
実際は左へ折れるだったんだけど
僕は勘違いして青の点線部分がコースでショートカットするつもりでコースの上部を進んでいるつもりでした。
しばらく進み
あたりを見渡すとみた事のない地形で
ああ…
オレ道間違えてる
気がつくと僕がついていっていた足跡は何匹かのシカの足跡で
ここで僕は冷静になりました。
戻らなきゃ!
自分の足跡を慎重に戻る
すると半分くらい戻った所で人間の足跡が突然現れて、自分と同じように登っている足跡
ああ
同じ道間違えたんだ
たぶん時間は17時半くらい
さっきと同様に夕日が雪を照らして驚くほど明るい事が僕の中では安心感になったけど
もう日没まで30分ないな
そう思ってコースに戻ったあと急いで走りました。
さっきの登り返しからアドレナリンが大量に放出されたようで
驚くほどガシガシ登れる
マラソン大会では全然でないのにw
危機の部類が違うんだなとか思うとなぜか笑った。
つい最近職場のおばちゃんに
命がけで戦う剣闘士だかがアドレナリンで血をドロドロにして
危険に備えるとか聞いたんだけど
僕は迷子でwww
血がドロドロに
薄明るいうちになんとか姫次に到着
18時10分
雪が少なければ40分で下れるコースを1時間20分かかった(迷子込み)
僕は迷った。
どのコースを下ろうか
一番間違いないのは真っすぐ道を下り焼山へ
そしてそのまま下山道へ(地図上の
③のルート
迷ったのが①と④のルート
②のキタタンのルートと⑤の東丹沢のルートは、おそらく踏み跡がないし
安心できるロードの道志みちか奥野林道に出るかは迷いながら進むことにした
とにかく時間がなかった。
時間はないんだけど急ぐと一瞬早いんだけど
いろんな思考がついてこないのと
踏み跡を見逃すので
意識してゆっくり進むことにした。急ぎたいんだけど
暗くなるのは自分の中で受け入れた。
気がつくと
左足のアイゼンがなくなっていた。
なんだろ
だけど片っぽでも何とかなった。
というかした
何の迷いもなく⑤の分岐は通過
すぐに①の分岐になる、もう迷うのはやめよう③のルートで100%進む
決めたと同時くらいに①の分岐に
踏み跡はほとんど①に向かっていて焼山方面③にはたぶん1~2人の踏み跡しかなかった。
100%が簡単に覆ったw
①にしよう
選択は正解だった。
なぜか驚くほど踏み跡が多く
おそらく蛭ヶ岳方面に向かわず姫次で折り返すそこそこ多くの集団がこの道使ったんだな
そう思って
少し安心した。
あたりは真っ暗になってきた。
最悪のケース黍殻避難小屋と思ったけど
日が暮れたとはいえ気温は温かく時刻もまだ18時30分過ぎたくらい
努めて慎重に下山コースの踏み跡をたどっていった。
つい1時間前に明るいのにわずかな踏み跡の見間違えでコースを間違えた
日が暮れてしまった今
絶対に道は間違えられない
1分ごとにくらいに標高を確認
声に出して
1270mコースOK
こんな具合に下っていった。
たまに現れる道標の安心感ときたら
標高も800mを過ぎてくると
雪がなくなって
コースがわかりづらくなった。
やっぱりそうだよな
予備電池あるし落ち着いて
舗装路を目指した。
650m
まだかな…
不安に感じた頃突然山道は終わって
林道に出た!
助かった~
死んじゃうことはないけど暖かかったけど
山で夜を越すのはレース以外は嫌だったので安心した。
19時40分くらいに無事に東野バス停へ下山
安心したらお腹がすいてきた。
すると
加藤商店
パンを二個購入
ぱくつきながら
道志みちへ
三ヶ木まで15km
お店のおばちゃんにはヒッチハイクでもしたら?
距離わからないけどバスで47分と言われた。
ヒッチハイクか~
でもあれだよな、オレよく富士山でヒッチハイカ―乗せてるしな
なんなら
わざわざ止まって声掛けて外人とか乗せるしな英語できないのに
それもいいか
道志みちをゆっくりと走りながら
広いところでは車に合図をして
やるだけやってみた。
まあ
止まらないわな
こんな暗闇でおっさんがな
広いところが少ないので
狭いところは危険なので、自力で進む
道が開けて車が通りかかると合図する
これを繰り返していると
3~4km進んだところで1台の車が100m前方でUターン
走って近づいていくとそのまま転回して走りぬけちゃった。
少しするとまた1台再び合図すると
ハザードを点灯して止まった。
もう一度駆け寄っていくと、若い男性が降りてきて
どうしました?
ああ海から走って(歩)来たんですけど…
暗くなっちゃって三ヶ木バス停へ行きたいんです。
乗せてくれませんか?
そうですか三ヶ木ちょっと待ってください!
再び車に戻って同乗者に確認
いいですよ!三ヶ木いきましょう
ものすごいお礼して
乗車
いろいろ話して海から走って(歩)来た事とか
とにかくカナダでヒッチハイクをした時にも沈黙は悪だと教わったので
邪魔にならない程度に出来るだけ話した。
すみません~
成人した子供がいるのにこんなでと言うと
彼女の方が
え~私23だから変わんないし~
お父さんじゃん…
爆笑される
でもこういうのもいいね!
彼女が笑いながら彼氏に言った
ちょっと救われた。
車は速い15分程度で三ヶ木のバスステーションに到着
ちょっと笑えない感じになっちゃったけど
平塚から53km
かなり反省が残る海から蛭ヶ岳でした。
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Zero to Summit(kanagawa)海から蛭ヶ岳詳細 2
大山に少しの時間滞在してすぐにヤビツ峠に下山した。
登りは短パンで雪の中登っていた事と、多くの登山者があまり普段登山する事がない感じで
どちらかというと好奇の目で見られてましたw
下山を開始すると
すぐにヤビツ峠への分岐に到着
ここからルートを変えると比較的本格的なハイカーに遭遇率が増えて
気分的に安心できる環境にかわりました。
登山者の邪魔にならないように配慮しながら走って下山(イメージ)
すぐにヤビツ峠に到着(イメージ)
たぶん山頂から30分ちょっとな感じ
時刻は11時31分
ちょっと厳しいなと思ったけど
すぐに表尾根の登山口へと出発
いやヤビツのお店で1つレモンケーキを買ったんだった。
大山の登山道とは違って積雪が多くておまけに雪のあとに降ったであろう大雨の影響で
雪質は1月2月の上質な雪ではなく
シャーベット状で登りにくい
ロードを走るのでアイゼンは一度はずしていたけど
三ノ塔の手前で再び装着
振り返ると今下山してきた大山がドーン
奥には平塚市内も見えていて今日頑張ってるな
そう思えました。
丹沢表尾根は塔ノ岳1491mに向けてゆるやかに登り基調が続くのと
雪の状態が悪いので
全然移動距離が進まなくて気持ちが折れだしてきた。
ヤビツ峠から約3時間で塔ノ岳に到着
今日は蛭ヶ岳まで行きたいのに荷物が増えるのを嫌って
おにぎり2個とブラックサンダ―3個しか持参していなくて…
尊仏山荘でカップヌードルとなぜかビール購入(笑)
15分ほどでサクッと補給
再び出発
塔ノ岳ではもう止めようかな
そう思ったけど、とりあえず丹沢山までは行こうと決めて
再び走りだしました(歩)
カップヌードルの汁まで飲みほして
お腹もいっぱいになったのですぐに元気になって
サクサクと進みます。
蛭ヶ岳行けるかもな
そう思ったけど、あれ日没って今何時だ?
春分の日が過ぎたから6時すぎかな?
よくわからないけど行けるところまで行って考える
蛭ヶ岳も20回以上行っているのでルートもよく知っている
そんな考えながら進むと
40分程度で丹沢山に到着
今日の目的地は蛭ヶ岳
ここまで来てやり直しは嫌だなと思って
写真だけ撮ってトイレもよらずに出発
勢いで蛭ヶ岳に進んで行ったものの
雲が低い視界がなくなってきて
あれだよな明日に向けて天候回復するんじゃないの?
風は南風だった。
海から吹きあがった風邪で丹沢山塊の上部は厚い雲に覆われてるんだわ…
積雪は30~50cm
登山道は通常のルートとは違い
また蛭ヶ岳に向かう登山者が積雪以降は少ないようで
踏み跡も少ないので気持ちがちょっと沈んだ。
まだ時間は16時前なのに
薄暗くなった。
おかしいな~日没もっと遅いよな
げっ!まだ1kmしか進んでないのか…
今日1人で良かったわw
1人じゃなきゃ塔ノ岳で迷わず下山だけど
いろいろと考えた。
すると鬼が岩に
げっ!
この岩場こんな雪で下れるのかしら…
行ってみると
いつもよりも下りやすかったけど
ああ…
俺今日やっちゃってるな…
ふだんよりも30分くらい余計に時間がかかって
1時間20分弱で蛭ヶ岳に到着
蛭ヶ岳では移動距離40km超えた。
時刻は17時前だった。
やべー
日没何時だ?
あっ携帯電話切れた。
つづく…
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Zero to Summit(kanagawa)海から蛭ヶ岳詳細
実はこのコースの前半部分4年前にやった事あります。
大田原の翌日は海から大山登山←その時の記事へ まだ2回目の丹沢山地登山
この時の大田原マラソンはたぶん3時間一桁前半を狙って3時間13分と失敗したレース
今となってはタイムだけ見ると
成功してるけど
今回は長く動く練習
あんまり走りません(甘え?)もうなにげに直前で
下手にしっかりと走って失敗するより
長い時間動けたという自信を得るための作業
スタート前に先日の山間部の雪
正直甘く見ていました。
始発で平塚に向かい相模湾へ一度逆走(歩)
呑気に蛭ヶ岳に海水持って行くぞとか…
ほとんど歩いてるけど
キロ8~9分台
歩きの質にはこだわって
平塚市内からも大山見える
そう
蛭ヶ岳に行くなら大山へわざわざ行く必要はないんだけど
とにかく時間と距離にはこだわりたいので大山と表尾根は僕の中で入れたかった
結果…このコースやるならもう少し走らなきゃだったんだけど(反省)
前回はフルマラソン翌日で歩きの大義名分が整っていたんだけど
今回は元気なのに歩いて伊勢原を目指す自分に
甘いかな?
そんな気持ちを抱きつつ
ぽくぽく歩きます。
2時間ちょっとで伊勢原駅到着
前回よりも遅い
ここから先はほぼ大山登山マラソンのコースを進みます。
レースのコースだから刺激が入るかなと思ったけど
まだ歩く
進みやすい道は続きますが
大山の3km手前くらいから坂道にかわります。
目の前に大山が近づくにつれ
気持ちと気合が入ってきます。
登山口からはスピードアップ
ここまでのラップです。
レースの練習だからいちお内容にもこだわってはいますが
登りのロードも10分を大きく超えないように歩いて
登山開始
ここからのラップ
大山へ登山中は予想を覆し
積雪はほとんどなし
思い通りのペースで進みます。
平塚ダラダラと進んできたけど
4時間半で大山山頂へ到着
山頂付近だけ若干の積雪
写真だけ撮ってすぐにヤビツ峠へ下山開始
今日はここの話でした。
つづく…
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