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来年また富士登山競走へ出るであろう自分へ(追記あり)
今年の練習はよく出来ていたんじゃないか?
7月は15000m登った。
苦手な馬返しも2回だけど行った。
馬返し~山頂は2時間49分で行った。
レースまでに山頂は10回近く行けたし
もと出来たんじゃないか?
体重は落とそう
去年83kgになって、野菜ジュースダイエットやって75kgでむかえたレース
五合目は2時間7分だったじゃないか
なんで、今年はこれだけ練習して
2時間14分51秒なのか
やっぱり直前の富士山→八ヶ岳
あれは余計だったぞ!
行きたいのはわかるけどレースに集中しよう
制限時間2秒前のレースはどうだった?
苦しかっただろう
来年は余裕を持ってやろうぜ
1年に1回しか目立たないんだからwww
それから特に今回の6合目あたりから感じた空腹
これは完全に作戦ミス
携帯食は持つか、速く走って1分でも時間を作って
エイドでしっかりと補給しよう
ガス欠とか最悪だ!五合目から先は補給できないの知ってるだろ!
レースはアスリート化して
最低でも馬返しを1時間4~5分で通過しないと思うように動けないよ
いつもそうだけど
馬返しから五合目は休み過ぎなんじゃないのか?
順位は50番落ちてるじゃないか
たいして五合目~八合目
ここはあいかわらず得意みたいだな
280人抜き
七合目はいいとして六合目の砂礫部分を磨けば
もっと行けるはず
来年はもっと練習して
サブ4を目指すような仕上がりを見せないと
翌日に、ちかちゃんと山頂行けないよ
サブ4をやった時は体重が72kgだった。
あと5kg落とそう!
まだやれば出来る
とにかく走ろう
まだ伸びるはず!
来年はもっと爽やかな写真撮ってもらおうぜ
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富士登山競走の完走ラインは自分だった!
レースのあいだじゅう
特に五合目から八合目区間
抜いても抜いても心配だったこと
ずっと気になっていたのは
このレースの完走のラインがどこにあるのかという事
完走1209人
八合目通過1207位
山頂ゴール1206位
かなりの時間
このレースの完走ラインって
自分だったんだ。
完走ギリギリランナーはやはり渋滞など考えると
本八合(富士山ホテル~~山頂は32分ないと
非常に厳しいみたいです。
八合目で2~3分残してゴールできると思ったけど
そこから先
ガス欠で思うように順位があげられなかった事が
結果
このレースの最下位をひた走る結果となったのかも
覚えとかないと
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第70回富士登山競走完走記 その2五合目~山頂
今回でラストです。
前の記事(その1)
五合目到着前には98%あきらめていて
通過してしまったら、そのあとの事は考えよう
そう思って最大限の努力はやってみながら
流れていたら
考えられない様なスペースが開いて僕は関門閉鎖9秒前に五合目関門を通過したのでした。
2時間14分51秒
マットに倒れ込んでいる人いるし
だけど僕は自分のことだけ考えて給水に駈け込みます。
計測板を越えたところにある給水には
前に進めないほどの人だかりが出来ていたけど
慌てている僕は
かき分けてバナナを1つだけ放り込んですぐに先を目指しました。
2012年 2時間6分で通過すると決めて50秒滞在してる様子の動画(3:19で登場4:08で離脱w)
このウェア 若いw
この時はすべてのエイドで1分間しっかりと補給する作戦
ちなみに2012年だから4時間4分ゴールの5年前
2010年 4時間26分
2011年 3時間53分
2012年 4時間4分
2013年 4時間24分
2014年 4時間19分
2015年 4時間26分
2016年 2時間7分(五合目打ち切り)
2017年 4時間29分
2012年この時の僕は直前に1つの気づきがあって
自分の場合は山では撃沈イコール エネルギー不足
補給さえ時間をかけてもしっかりと行えば、1分捨てても3分取り返せる
その信念でエイドでは時間を使う
これはこの後
特にトレラン大会や山行ではてきめんの効果を発揮してきていたんだけど
今回の僕は先を急ぐあまり
これを大きく怠った。
補給食も当然持っておらずあとで苦しむ事に…
大した補給もせず
体調を直前に崩したものの回復したと思いこみ
練習が出来ていた事を過信した僕は
すぐに後悔することに
5合目から6合目の樹林地帯で僕は全然動けなかった。
当然この時間帯では激しい渋滞はあった
だけど元気な僕ならばその渋滞をものともせず進んでいく事が出来る
今回は
あとがないにもかかわらず
力が入らなかった。
森を抜けると岩の上に
なにか仏像のように鎮座するアレキさんが見えた。
ponkoさん、ほしこさん、イタさん次々と現れる友達たち
何か苦しすぎて
応援に来てくれた喜びや感謝というよりは
よくわからないけど、こみ上げてしまって…
その後その方向を見る事が出来なかった。
僕はここで泣いていた。
ふがいないというのではなく
苦しくて泣いていた。
どんなにもがいても動かない自分
色々と考えても打開策は見えず
ただ写真に写る同じ山頂を目指すランナーたちを励みに
遅れないように必死に進んだ
安全指導センターではジェルをもらえたけど
既にエネルギー不足になっている自分はこの先
水しか補給がない事を知っていたし
苦しいけど
ジェルにがっつく事は出来ず
一口含んでポケットにしまって後半に備えた。
この苦しい状況が
病み上がりだからなのか?
ガス欠なのか?
その時点では判断も出来ず
ただ頑張れるポイントだけわかるけど、その都度がんばれない自分に苛立ちながら
必死に自分の現状と残量を考えながら砂礫を進んで行った。
ただ
過去を振り返ると8回目の経験というものはあたまに中にたくさん詰まっており
最悪の展開では
2時間16分後半の通過で山頂にたどり着いた事もあった。(今大会からは2時間15分でアウト)
大丈夫だ
状況こそ違えど、そんな過去の自分がまだいけるぞ
そんな根拠となって
あきらめないで進む自分の原動力となっていっていた。
苦しいのはみんな一緒で
七合目への砂礫を進んでいると
ここへきてやっと湿度が下がってきたというか?体温が落ち着いてきたというのか?
自分以上にまわりのランナーが苦しんでいるのか?
思う自分のダメさ加減に反して
僕の順位はグイグイとあがってきはじめた。
なんだ?
俺こんなにダメなのに
この砂礫地帯はつづら折りになっているので
スタートでかっ飛んで行った ぞりおさんの麦わら帽子を探して登る
何かのきっかけにしたい
心には少しだけゆとりが出来たりした。
だけど見えなくて
黄色のぐわぁTのやべっちさん
これもまた見えなかった。
オレ間にあうのかな?
まわりのランナーは同じ条件で五合目関門を通過してきたランナーで
誰もがダメな雰囲気などまったく見せておらず
全員が完走できる雰囲気を醸し出していた。
だけど
僕はやっぱりここにいたら完走できない
(写真は過去大会からのイメージ)
この遥か見える
ランナーのどの部分が4時間30分でゴールできるラインなんだ?
そんな前向きな考えがあたまを支配し始めた。
苦しみながら七合目花小屋についた。
しかし
練習が出来ていた事で
完走を楽観していた僕は小屋ごとの通過タイムをまったくあたまに叩き込むことなく
このレースに臨んでいて
せっかくの完走への指標を持ち合わせておらず
唯一覚えていた。
八合目太子館から山頂が1時間
これがいつの1時間なのか思い出せず
この記憶も調子が良かった時のものなのか?
ゆっくり登山の時のものなのか?
思い出せない…
安心材料をまったく得られないまま
まずは花小屋から太子館を目指して
そこで1時間あるのかを確認しようと思って
七合目
溶岩地帯へと入った。
得意な部分だ、あいかわらず思うようには進めないけど
ここでも多くのランナーを抜いていった。
ほとんどのランナーを抜きながら進んで行ったけど4~5人くらいが同じスピードで進んでいた。
2人は女性
結果的には僕はほぼ最終ランナーなので
この一緒に進んで行った4~5人までが完走ペースだったんだけど…
まだ僕は完走ラインが気になって仕方がなかった。
気がつくと やべっちさんが見えた。
あっ
ちょっときついかなと正直感じた。
少し時間が経つと追いついた。
渋滞を気にしていた、勢いも少しないように見えた。
少したって後ろを振り向くと
思ったよりも離れていた。
厳しいレースだな
そう改めて感じた。
特に五合目を過ぎてから
多くのブログを読んだという選手から声をかけられた。
なんでここに?
どうもただ1回達成したサブ4のイメージが強いのかなと感じたけど
僕の完走の4回は4時間20分台だ
複雑だった。
でもみんな参考にしてると言ってくれて
とてもうれしいのと見られてるなという緊張感は
推進力になっていった。
残り1時間と思っていた八合目太子館に到着した時には
何分だったのか… 忘れちゃったw
ただ
その時は既に意識は本八合富士山ホテルの通過時間だけしかアタマにはなかったのだと思う
八合目は大丈夫だ
山頂も50%は大丈夫!
でもあれだ
レースの完走率が50%のレースで50%大丈夫っていう僕の実感は
実際に
どの状態だったのか
既に五合目で多くのランナーが切られているであろう今となっては
50%大丈夫は、たぶんまだ安全圏じゃないということかな
ますますわからなくなった(笑)
よくわからないけど
残り3分を切ったあたりで僕は本八合富士山ホテルにたどり着いた。
時間に余裕が出来てゆとりがある姿←八合目関門動画
32分残された8合目の通過
8割大丈夫かなって思った。
そう思ったら元気が出て
更にペースが上がった。
順位もあがっていった
だけど
これってガス欠直前だな
そうも感じていた。
ポケットをあさった。
塩熱タブレットが3粒あった。
全部一気に食べた
一気に口の中が粉だらけになって後悔したけど
快調だった2週間前24分で登りきった区間
僕は調子が良くないけど32分ある
そのことが安心感となり
あっという間に
九合目の鳥居を通過した。
大丈夫だ
2~3分残してゴールできると確信した。
ところがだ
ニシキさんの応援を受けた付近で、あきらかにカラダがふらつきだして
クラクラになる
ああ…
切れてるはわエネルギー切れだ
ニシキさんに失礼ながら
なんかないかと尋ねてジェルをもらって時間で考えると意味があったのかは疑問だけど
口の中へ放り込む
カラダは左右に揺れてるけど
軸だけ意識して
揺れてる分を前への推進力に逆に利用してみた
少し出来た
いいやこのまま揺れてしまえ
登れてるわって思ったけど、なんか急にたくさん抜かれ始めた感じがした。
山頂まで200mを切っていた。
上からは、あと3分~と大きな声が届く
自分のふらふらの全然進めていないカラダなど関係なしに
僕の頭の中は大丈夫間にあう
それだけに支配された。
時計を見るとあと30秒あった。
山頂への階段に差し掛かり走り始めた
だけど
既にゴールしている応援者の走れ~って声が
明らかに僕に向けられている感じがして
走れって言うから走った。
滑ったけど…
そしたら10,9、とかカウントダウンがされていて
おかしいな俺の時計まだ20秒あるのにって思った瞬間
僕の眼の中に4時間29分55秒という掲示が飛び込んできた。
えっ!
あと5秒?
だけどゴールの計測マットは目の前にある大丈夫だって思った
いや
3枚あるじゃん計測マットが
どこで測るんだ?
一瞬で3枚目の一番奥のマットに向けてスピードを上げたら両足が攣った。
4時間29分58秒
僕はなんとか8年連続完走(前回は五合目打ち切り)する事が出来た。
その場に倒れ込みそうだったけど
トップじゃなくてビリだから
スペースがなくて
しばらくヨロヨロと進んでスペースを見つけて四つん這いになった。
みんなが発見してくれて
僕の70回記念大会はおわった。
僕は神様とか、そういったものを否定はしないけど
実際はどうかと思っている部分あるんだけど
山には特に富士山には神様がいると思っていて
だけどそれは、その山のその時の環境や天気だったり
またそこにいる自分自身というのか
感じるものと言うのか
存在自体はともかくとして、信じるという事
ここが今回の僕は欠けなかったという事
神様に試されて
そして導かれたような
そんな気がするレースでした。
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第70回富士登山競走完走記 その1スタート~五合目
今年の僕は結構練習していた。
苦手な馬返しも2回 1時間6分台と1時間4分台
山頂は9回
うち馬返し~山頂も3回 馬返し~山頂3回のベストは1時間49分 あと2回は2時間5分と2時間18分
正直
少し楽観していた。
まわりからはサブ4とか声も出ていたけど
その力はない事はわかっていたけど
本番の何か
気象の何か
そう言ったものが合わさった時は面白いかもな
そんな淡い期待を持って、レースを待っていた。
しかし
レース3日前に発熱
38度台になり、レース自体これ参加しちゃいけないんじゃないの?
そんな弱気の虫が騒ぎだして
それでも全力で体力の回復に努め前日には熱も下がり
とりあえず参加しても平気だな
そして、レース翌日の今回五合目優勝した ちかちゃんと約束していた富士登山これをするためには、なんとしても参加しないと
あれだよな
そんなことも思いながら
レース当日を向かえた。
体調は良かった
気温も低かった。
NHKの平井さんスタート位置いつもこの距離間だな
今回は多くの人が僕のブログを参考にしたと話しかけてくれた。
キタタンでの6時間切りや富士登山競走のサブ4
過去の僕は、頑張れば届きそうだけど、それなりに難しい記録を出していた
参考になるブログの1つらしく
ギリギリ完走バイブル的になってしまってるw今となっては少し恥ずかしいけど、声をかけていただくのはとてもうれしい
エイエイオーで気合を入れて
レースが始まった。
僕はまったくと言っていいほど緊張も気負いもなく
となりで一緒にスタンバッっていた、やべっちさんは少し緊張しているように見えた。
平らな直線を終えて、坂道が始まって少ししたら
Cブロックから参加の、ぞりおさんがすぐに追いついてきて
少し慌てた。
早くても4~5kmは先行してるだろうと思ったけど、すーと前へ行くのを見て
人は人だ、僕は僕のレースをすると思って
淡々と登っていった。
3kmすぎの給水で16分後半だった。
ちょっと遅いかなと思ったけど
それよりも僕の体力の消耗と思ったよりも湿度が高くて、汗が噴き出している事が嫌だなと思った。
それでも僕の最悪の記憶
パインズパーク手前で失速して歩きかけた2015年のレースを思い返してパインズパーク横をすでに通過している自分は
あの時よりは状態はいいか
そう思って気持ちを落ち着けた。静岡で一緒になったランナーさんと1時間5分をクリアしよう的な言葉を交わして
足を進めた。
東富士五湖道路の高架をくぐって更に坂を上っている時に
あれだな
オレって今日メンタルでスタートラインを越えてきたけど
決して調子は良くないな、それに気がついてしまった。
中の茶屋通過が39分50秒くらいかな
タイム的な数字だけは作っているけど、理想は38分台で通過(余裕あり)
実際はほぼ40分で通過(余裕なし)そんな感じだった。
調子は悪いけど今年の自分は練習している
細かくピッチを刻んで登って行こう~絶対に走らないといけないのはあと2km
そう思って大石茶屋付近に到着しかし既にここで歩きが入ってきた。
このあたりに来ると4時間切りどこか
今年もギリギリ完走狙いゾーンに転落している事に気がつき
そして何より例年よりも激しく体力がなくなっている事に焦りを感じた。
発熱で体力下がったのか…
前週の山はダメだったか
だけど自分で選択したわけだし、自分の行動を肯定するには遅くてもやりきる
それしかない、そう思って馬返しを1時間8分で到着
水の補給をして計測地点を1時間9分6秒で通過した。
この付近ではまだまだ
イケるような気がしていたし実際に2合目までは
出来る限り前を追うそんな動きが取れていた。
しかし2合5尺の給水で休んでいる時に
なんとなく苦しいし、五合目の関門で引っかかるって心配あるな
人多すぎだし、少し無理目にでも前に出るメンタルが影を潜めていて
その上を考えてペースを緩めて隊列に大人しく並んでいる自分が非常に多い時間を占めてきていた。
攻める事をやめていたというのか、そんな体力が残っていなかったというか
自分感覚でこの場所から15分というポイントで
残り時間が15分なかった…
苦しくて
半分近く気持ちが諦めかけたけど
今度は勝手に足が動いた。
そしてとにかく、いちど15分頑張ろう
そして五合目関門を通過してしまったら受け入れて、先へ進もう
やるのは僕だけど神様に任せよう
そんな風に思った。
そうは決めても削られている体力が戻るわけでもなく出来る事は現状維持
流れに乗っていく出来れば少しでも前へ
ロードへ出た時
残り時間見て正直五合目で終わっちゃうなって思った。
余りにも時間が少なくて、ここで一度あきらめた。
そして走る事も出来ず精一杯のパワーウォークで進んだ
だけどまわりの選手の気迫というか2時間15分関門を通過するんだというものが凄まじく
僕も引きずられて、あと3分くらい必死にやろう
またそう思った。
僕のイメージする関門手前佐藤小屋渋滞が
思ったほどじゃないと感じて
残り1分ないけど
通過できるかも
そう感じて押すなーって怒号が飛びつつ
みんなで前の人を丁寧に押すという不思議な一体感の中僕のいるラインは奇跡的にスルスルと進んでいった。
無意識に流れているラインを選択していたかもしれないけど
それは不思議なほどスルスルと
流れ
砂時計の砂が一気に落ちるかもように押し出されて
僕は奇跡的に9秒前
2時間14分51秒で五合目を通過した。
この人の動画がわかりやすいかな
つづきはまた
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